セロームとモンステラの違いを調べている人の多くは、園芸店や通販の商品名、観葉植物の写真、知人からもらった株の見た目だけでは判断しにくいと感じています。
どちらも大きく切れ込んだ葉を持ち、南国らしい雰囲気があり、さらに「フィロデンドロン」「スプリットリーフ」「ヒメモンステラ」など似た呼び名が混ざるため、名前だけで決めると間違いやすい植物です。
結論から言うと、セロームとモンステラの違い・見分け方は、葉に丸い穴があるか、葉の縁が羽状に深く裂けるだけか、茎がつるのように伸びるか、幹のように自立して株立ちするかを順番に見るとかなり判断しやすくなります。
本記事では、一般にモンステラとして流通量が多いモンステラ・デリシオーサと、セロームとして扱われるフィロデンドロン・ビピンナティフィドゥム系の植物を中心に、初心者でも迷いにくい判別ポイント、購入時の注意点、育て方の違い、名前の混乱までまとめて整理します。
セロームとモンステラの違いは葉の穴と育ち方で見分ける

セロームとモンステラを見分けるときは、葉の雰囲気だけで判断せず、葉の穴、切れ込み、茎の伸び方、葉柄の付き方、株全体のまとまり方を順番に観察するのが確実です。
特にモンステラ・デリシオーサは成長すると葉の内側に穴や窓のような切れ込みが出やすく、セロームは葉の縁から深く裂けるような形になりやすいという差があります。
ただし若い株や環境が合っていない株では典型的な特徴が出ていないこともあるため、ひとつの特徴だけで断定せず、複数の観察点を合わせて判断することが大切です。
葉の穴を見る
最初に見るべきポイントは、葉の内側に丸い穴や楕円形の抜けがあるかどうかです。
モンステラは成株になると葉の縁だけでなく葉面の内側にも穴が開くことが多く、この窓のような穴が名前のイメージとして広く知られています。
一方でセロームは葉が深く裂けても、基本的には葉の内側に独立した穴が連続して開くタイプではなく、縁から細長く裂け込むような姿で見えることが多いです。
ただしモンステラでも若葉の段階では穴が少なかったり、暗い場所で育つと切れ込みが弱かったりするため、穴がないから即セロームと決めるのではなく、茎や株姿も一緒に見る必要があります。
切れ込みの形を見る
葉の切れ込みは、セロームとモンステラの違いが最も視覚的に出やすい部分です。
モンステラの切れ込みは大きなハート形に近い葉の縁がところどころ割れ、さらに葉面の内側に窓が出ることで、ゆったりした大きな切れ葉に見える傾向があります。
セロームは葉の中心に向かって細かく羽状に裂け、葉先が何本もの指のように広がるため、同じ切れ葉でもよりギザギザした印象や彫刻的な印象になりやすいです。
写真だけで迷う場合は、葉の外周が大きく丸く残っているか、それとも全体が細かい羽のように裂けているかを見ると、セロームかモンステラかをかなり絞り込めます。
茎の伸び方を見る
株全体を見られる場合は、葉よりも茎の伸び方を確認したほうが判断しやすいことがあります。
モンステラは本来つる性の性質を持つ植物で、節を作りながら横や上へ伸び、気根を出して支柱や樹木に付着するように育つ姿が特徴です。
セロームはつるのように長く伸びて絡みつくというより、太い幹や株元から大きな葉柄を放射状に出し、年数が経つと幹立ちした低木のような姿になりやすいです。
そのため、支柱に沿って登らせたい姿ならモンステラらしく、鉢の中心から噴水のように葉が広がって自立感があるならセロームらしいと考えると見分けやすくなります。
葉柄の付き方を見る
葉柄とは、葉身と茎をつなぐ柄の部分で、セロームとモンステラの株姿を見分ける補助材料になります。
モンステラは節のある茎から葉柄が出るため、古い葉を落とした部分や気根の出る位置が確認できると、つる性植物らしい連続した茎の構造が見えてきます。
セロームは太い幹や株元から長い葉柄が立ち上がり、葉が上や外側へ広がるように展開するため、株元を中心にしたロゼット状または木立性の印象が強くなります。
園芸店で小さな株を見ると葉だけでは判断が難しいこともありますが、鉢の中心に葉柄が集まっているのか、節を持つ茎に沿って葉が並んでいるのかを見ると失敗が減ります。
気根の出方を見る
気根は、土の外に出てくる根のような器官で、モンステラの見分けに役立つ重要なサインです。
モンステラは節から太い気根を出しやすく、支柱や壁、鉢土の方向へ伸びることがあり、これは自然環境で樹木に登る性質と関係しています。
セロームにも気根が出ることはありますが、モンステラのように長いつるを支えながら登るための目立つ気根というより、株元や幹周辺に出て安定を助ける印象になりやすいです。
気根だけで完全に判別するのは危険ですが、節から太く長い気根が何本も伸び、同時に茎がつる状に伸びているなら、モンステラの可能性を強く見てよいでしょう。
株全体の広がりを見る
セロームとモンステラは、成長後の占有スペースにも違いが出ます。
モンステラは支柱を使うと縦方向へ仕立てやすく、支柱なしでは茎が横へ倒れたり広がったりするため、置き方によって見た目が大きく変わります。
- 縦に登る姿が強いならモンステラ寄り
- 中心から葉が放射状に広がるならセローム寄り
- 葉が大きくても穴がなければ他の特徴を確認
- 小苗は名前札と株元を必ず確認
室内でコンパクトに見えても、どちらも大きく育つ観葉植物なので、見分けの段階で将来の置き場所まで考えると購入後の後悔を防ぎやすくなります。
名前札の表記を見る
販売名は見分けのヒントになりますが、名前札だけで完全に信用するのはおすすめできません。
モンステラ・デリシオーサは「モンステラ」「デリシオーサ」「スイスチーズプラント」などの名で流通し、セロームは「セローム」「フィロデンドロン・セローム」「フィロデンドロン・ビピンナティフィドゥム」などと表記されることがあります。
| 確認する表記 | 判断の目安 |
|---|---|
| Monstera deliciosa | モンステラの可能性が高い |
| Philodendron selloum | セロームとして流通 |
| Philodendron bipinnatifidum | セローム系の学名表記 |
| Split leaf philodendron | 混乱しやすい通称 |
特に英語圏の通称ではモンステラにもフィロデンドロン系にも似た呼び名が使われることがあるため、見た目と学名表記の両方を確認することが大切です。
若い株の特徴を見る
小さな株では、セロームとモンステラの違いがはっきり出ないことがあります。
モンステラの若葉は切れ込みや穴が少なく、丸みのある普通の葉に見えることがあるため、成株写真だけを基準にすると別物のように感じる場合があります。
セロームも若い株では葉の裂け方が浅く、成長した株ほど力強い羽状の切れ込みが出ていないことがあるため、葉の一枚だけで判断すると間違いやすいです。
若い株を見分ける場合は、葉の穴だけでなく、節のある茎が伸びているか、株元から葉柄がまとまって出ているか、販売名に学名があるかを合わせて判断しましょう。
買う前に確認したい名前の落とし穴

セロームとモンステラの違いを難しくしている大きな原因は、植物そのものよりも流通名や通称の混乱です。
同じ植物でも店や時期によって古い名前、新しい分類名、英語の通称、園芸名が混ざることがあり、初心者ほど名前だけを見て誤解しやすくなります。
購入前には、商品名、学名、写真、育ち方の説明をセットで確認し、葉の雰囲気だけで選ばないことが重要です。
通称に惑わされない
通称は親しみやすい一方で、セロームとモンステラを混同させる原因にもなります。
たとえば「スプリットリーフ」という表現は切れ葉全般を指すように使われることがあり、モンステラを指している場合もあれば、セローム系のフィロデンドロンを指している場合もあります。
- スプリットリーフは要確認
- フィロデンドロン表記は種類確認
- モンステラ表記でも品種確認
- 写真だけの商品は慎重に判断
名前に聞き覚えがあっても、実際の葉の穴、茎の節、株元の形を見ないまま買うと、欲しかった姿と違う植物を迎える可能性があります。
学名で整理する
確実性を上げたい場合は、学名に近い表記を確認するのが有効です。
英国王立植物園キューのデータベースでは、モンステラ・デリシオーサはMonstera deliciosaとして扱われ、メキシコからグアテマラ方面を原産域とするつる性植物として整理されています。
| 呼ばれ方 | 見たい学名 |
|---|---|
| モンステラ | Monstera deliciosa |
| セローム | Philodendron bipinnatifidum |
| フィロデンドロン・セローム | Philodendron selloum |
| タウマトフィルム表記 | 流通上の表記揺れを確認 |
同じくキューのデータベースではPhilodendron selloumはPhilodendron bipinnatifidumの異名として示されるため、セロームは名前の歴史がやや複雑だと理解しておくと混乱しにくくなります。
通販写真の見方
通販でセロームとモンステラを選ぶときは、商品写真が成株なのか、実際に届く株なのかを必ず確認しましょう。
イメージ写真では立派な切れ込みや穴が出た大株を載せていても、実際の商品はまだ特徴が出ていない幼苗であることがあり、届いたときに別物だと感じる原因になります。
特にモンステラは成熟度や光量で葉の切れ込みが変わるため、写真の葉に穴が少なくても若い株なら将来的に変化する可能性があります。
一方でセロームをモンステラのように支柱へ登らせる前提で買うと、育ち方の方向性が合わずに置き場所で困りやすいため、商品説明に「つる性」「木立性」「自立性」などの言葉があるかも確認しましょう。
育て方の違いを知ると見分けやすい

セロームとモンステラはどちらも観葉植物として人気があり、明るい室内、排水性のよい土、極端な寒さを避ける管理を好む点では似ています。
しかし育ち方が違うため、支柱の必要性、剪定の考え方、置き場所の取り方、水やり後の乾き方には差が出ます。
見分け方だけでなく育て方の違いも理解しておくと、購入後に株が乱れたときの原因を判断しやすくなります。
支柱の必要性
モンステラはつる性の性質があるため、室内で美しく育てるには支柱やヘゴ棒、モスポールを使うと仕立てやすくなります。
支柱がないまま成長すると茎が横に流れ、葉が一方向へ偏ったり鉢から大きくはみ出したりするため、見た目だけでなく転倒のリスクも出てきます。
- モンステラは支柱向き
- セロームは自立感が出やすい
- 大株はどちらも転倒対策が必要
- 仕立て方で必要スペースが変わる
セロームは支柱へ登らせるというより、鉢の中心から大きな葉を展開させる植物として管理するほうが自然な姿に近いため、購入時点で飾りたい形を決めておくと選びやすくなります。
水やりの考え方
水やりはどちらも土の状態を見て行うのが基本で、種類名だけで毎日与えるような管理は避けるべきです。
モンステラは排水性のよい用土で、鉢土の表面から内部がある程度乾いてからたっぷり与えると根腐れを防ぎやすく、過湿が続く環境では黄変や根傷みが起こりやすくなります。
| 項目 | モンステラ | セローム |
|---|---|---|
| 水やり | 乾き具合を見て調整 | 過湿を避けて安定管理 |
| 土 | 排水性と保水性の両立 | 有機質を含む水はけのよい土 |
| 鉢 | 支柱込みで安定重視 | 株幅に合う重めの鉢 |
| 注意 | 茎の倒れ込み | 葉の広がり過ぎ |
セロームも湿り気を好む一方で水が停滞すると根に負担がかかるため、受け皿に水をためず、鉢サイズを急に大きくしすぎない管理が重要です。
光の当て方
セロームとモンステラはどちらも暗すぎる場所では本来の葉姿が出にくくなります。
モンステラは明るい間接光で育てると葉が大きくなりやすく、成熟した株では切れ込みや穴が出やすくなるため、葉が小さく切れ込みが少ない場合は光量不足も疑います。
セロームも明るい場所を好みますが、強い直射日光に急に当てると葉焼けすることがあるため、レースカーテン越しや午前中の柔らかい光から慣らすと安心です。
見分けのためにも、長期間暗い場所で育った株は典型的な特徴が弱くなっている可能性があると考え、購入時の姿だけでなく今後の管理環境も含めて判断しましょう。
似た植物と混同しやすい理由

セロームとモンステラの違いを調べる人が迷いやすいのは、似た葉を持つ観葉植物がほかにも多く流通しているからです。
ヒメモンステラ、クッカバラ、ザナドゥ、ポトスの大型葉、フィロデンドロンの切れ葉系などは、写真の角度によって似て見えることがあります。
ここでは、名前の似た植物や見た目の近い植物を整理し、セロームとモンステラだけに絞って誤判定しないための考え方を紹介します。
ヒメモンステラとの違い
ヒメモンステラという名前で流通する植物は、モンステラ・デリシオーサそのものではない場合が多く、別属または別種の観葉植物として扱われることがあります。
葉は小ぶりで切れ込みが入り、つる性で扱いやすいため、モンステラの小型版のように見えますが、大型のモンステラやセロームとは成長後の迫力や葉の厚みが異なります。
- 葉が小さめ
- つる性が強い
- 室内で扱いやすい
- 大型株とは印象が違う
セロームと迷った場合は、ヒメモンステラにはセロームのような太い幹立ち感が出にくく、つるとして伸びる性質が強い点を見れば区別しやすくなります。
クッカバラとの違い
クッカバラはフィロデンドロン系として流通することがあり、セロームと近い雰囲気を持つため混同されやすい植物です。
セロームよりも葉がややコンパクトで、切れ込みの入り方や株のまとまり方が異なることが多いため、小型で扱いやすい切れ葉フィロデンドロンとして売られている場合があります。
| 植物名 | 見分ける視点 |
|---|---|
| セローム | 大型で幹立ち感が出やすい |
| クッカバラ | 比較的コンパクトにまとまりやすい |
| モンステラ | 穴とつる性が判断材料 |
| ヒメモンステラ | 小型でつる性の印象 |
ただし園芸名は販売店によって使い方が異なるため、クッカバラやザナドゥのような近縁の流通名が出てきたら、最終的には葉だけでなく学名や成長後のサイズ説明も確認しましょう。
フィロデンドロン全般との違い
フィロデンドロンという名前は非常に広い範囲で使われるため、セロームだけを指す言葉ではありません。
ハート形の葉を持つつる性タイプ、赤みのある葉柄を持つタイプ、コンパクトなロゼットタイプ、大型で幹立ちするタイプなどがあり、フィロデンドロンと書かれているだけでは具体的な姿を判断できません。
ノースカロライナ州立大学の植物情報でも、セローム系のPhilodendron bipinnatifidumは有機質の多い水はけのよい土や明るい環境を好む植物として紹介されており、一般的なフィロデンドロンの中でも大型で存在感のあるタイプです。
そのため、ラベルにフィロデンドロンとだけ書かれている株を見たら、セロームなのか別種なのかを葉形、株元、商品説明で確認し、モンステラとの比較以前に種類を絞り込む必要があります。
状態別に見る判別のコツ

セロームとモンステラの見分け方は、いつも理想的な成株を見られるとは限らない点が難しいところです。
園芸店では幼苗、剪定後の株、徒長した株、葉焼けした株、名前札が外れた株など、特徴が読み取りにくい状態で並んでいることもあります。
状態別の判断基準を知っておくと、写真や一枚の葉だけで焦って決めず、より正確に植物名へ近づけます。
穴がないモンステラ
穴がないモンステラは珍しいものではなく、若い葉や光量不足の株では切れ込みが浅い状態で育つことがあります。
そのため、葉に穴がないという一点だけでセロームと判断すると、まだ成熟していないモンステラを誤って見分けてしまう可能性があります。
- 若葉は穴が少ない
- 暗い場所では切れ込みが弱い
- 株が小さいと特徴が未完成
- 茎の節を必ず確認
穴がない株を見たときは、葉の形だけでなく、節から葉柄が出ているか、気根があるか、支柱向きにつるが伸びているかを合わせて見ることが重要です。
葉が裂けたセローム
セロームの葉は深く裂けるため、遠目ではモンステラの切れ込みと似て見えることがあります。
しかしセロームの裂け方は葉の縁から中心へ向かう細長い切れ込みが主体で、モンステラのような葉面内側の穴とは印象が異なります。
| 状態 | 確認点 |
|---|---|
| 縁だけ深く裂ける | セローム寄り |
| 内側に穴がある | モンステラ寄り |
| 株元が太い | セローム寄り |
| 節が長く伸びる | モンステラ寄り |
特に葉が一枚だけ切り花のように写っている写真では判断しにくいため、葉柄の根元や株全体が写った画像を追加で確認すると誤判定を減らせます。
弱った株の見分け方
弱った株は本来の特徴が崩れやすく、セロームとモンステラの違いを判断しにくくなります。
葉が黄変していたり、古い葉が切られていたり、茎が倒れていたりすると、葉形よりも株元の構造や残った節の有無を確認する必要があります。
モンステラなら節、気根、つる状の茎が残っていることが多く、セロームなら太い幹や葉柄の痕が株元にまとまって見えることが多いです。
弱った株を購入する場合は、名前を見分ける以前に根腐れ、害虫、幹の腐り、葉裏の汚れも確認し、初心者は状態のよい株を選んだほうが育て直しの負担を減らせます。
選ぶなら暮らしに合う姿を基準にする

セロームとモンステラの違いは、見分けるためだけでなく、自分の部屋に合う植物を選ぶためにも重要です。
どちらが優れているというより、支柱で縦に見せたいのか、鉢から大きな葉を広げたいのか、成長後のサイズをどこまで許容できるのかで向き不向きが変わります。
見た目の好みだけでなく、置き場所、日当たり、ペットや子どもへの配慮、剪定や植え替えのしやすさまで含めて選びましょう。
モンステラが向く人
モンステラは、葉に穴や大きな切れ込みが入る象徴的な姿を楽しみたい人に向いています。
支柱を立てて上へ伸ばしたり、気根を活かしてワイルドな雰囲気に仕立てたりできるため、観葉植物をインテリアの主役にしたい人には満足度が高い植物です。
- 葉の穴を楽しみたい人
- 支柱仕立てが好きな人
- 縦方向に飾りたい人
- 剪定や誘引を楽しめる人
一方で、支柱管理や伸びた茎の整理が必要になるため、完全に放置して整った姿を保ちたい人や、横に広がるスペースをまったく取れない人には扱いにくく感じる場合があります。
セロームが向く人
セロームは、鉢の中心から大きな葉が広がる力強い姿を楽しみたい人に向いています。
モンステラのような穴のある葉ではなく、深い切れ込みが入った羽状の葉が魅力なので、彫刻的で存在感のあるグリーンを部屋の一角に置きたい人に合います。
| 重視する点 | 合いやすい植物 |
|---|---|
| 葉の穴 | モンステラ |
| 幹立ち感 | セローム |
| 支柱仕立て | モンステラ |
| 株元の迫力 | セローム |
ただしセロームは葉が横へ大きく広がりやすいため、通路や狭い棚の上に置くよりも、床置きで余白を取れる場所に置いたほうが魅力を活かせます。
安全面で選ぶ
セロームもモンステラも、ペットや小さな子どもが葉をかじる可能性がある家庭では置き場所に注意が必要です。
サトイモ科の観葉植物にはシュウ酸カルシウム結晶による刺激性が問題になるものが多く、モンステラについてもASPCAは犬猫に対する毒性と口内刺激などの症状を示しています。
安全に楽しむには、床置きにする場合でもペットが届かない部屋に置く、落ちた葉や剪定くずを放置しない、植え替え後は手を洗うといった基本を徹底することが大切です。
見分け方を理解しても、どちらも観賞用として扱う植物である点は共通しているため、飾る場所と家族構成に合わせて無理のない管理を選びましょう。
セロームとモンステラは複数の特徴を重ねて判断する
セロームとモンステラの違い・見分け方で最も大切なのは、葉の穴だけ、名前札だけ、写真の印象だけで決めないことです。
モンステラはつる性で節や気根が目立ちやすく、成長すると葉の内側に穴が出やすい一方、セロームは株元から大きな葉柄を広げ、深く羽状に裂けた葉と幹立ち感が特徴になりやすい植物です。
ただし若い株、暗い場所で育った株、剪定後の株では典型的な姿が出ていないことがあるため、葉の穴、切れ込み、茎、株元、気根、販売名、学名を組み合わせて確認すると判断の精度が上がります。
購入するなら、モンステラの穴あき葉と支柱仕立てを楽しみたいのか、セロームの力強い株姿と彫刻的な葉を楽しみたいのかを先に決め、育てる部屋の広さや管理のしやすさまで含めて選ぶと長く付き合いやすくなります。


