山村と都市住民による森林・地域資源活用のための実態調査(2012年7月〜2013年5月)

(1)調査地:静岡県函南町

静岡県の東部、伊豆半島の入口に位置し、箱根南麓の緑豊かな自然
北東部来光川の源流部に位置する標高460~680mの約14.0haの地域(保安林)を、国土保全とあわせて保健休養の場として公共治山事業(生活環境保全林整備事業)により整備

(2)調査目的

①森林資源および森林空間の活用の視点で新しい旅の形を探る
②文化・体験を通しての地域の魅力の発見
③森林や地域資源を活用した経済の活性化策の提案

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(3)調査結果

①原生林、文化遺産 史跡等、多様な資源が眠ったまま点在している
②熱海市と隣接しており交通の便が良く都市生活者にとって魅力的な地区
③人材が不足しており地域の活性化が進んでいない
④都市生活者と資源を持ち寄り連携交流する関係づくりの意義は大きい

【提言と今後】

(1)「環境」:快適・安全安心―風光明媚で豊かな自然の保存と共存の実現
(2)「豊富な特産物・地域資産を活かした農林業の六次産業化推進
(3)健康 福祉、医療、教育、子育て・青少年の健全育成、高齢者対策等を地域の自然資産と結びつける。
(4)新たな観光スタイルを求める都市住民の視点による、 地域森林と地域資源の利活用と地域振興を 地域住民と一体となった取り組む

(5)提案1  「いのちの森づくり」構想

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提案2

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