作業所に緑の風を
作業所に緑の風を!
一緒に何ができるのかと訪れた作業所には、残念なことに初めは木の香りも花の香りもしませんでした。そこで、荒川福祉作業所/荒川生活実習所の施設公開に向けて、緑の風を森から吹かせてみよう、ということになりました。
木の皮に手形を押してみよう
森にある木の皮にみんなの手形を押して、今回の施設公開のシンボルにしようということになりました。
- 森から木の皮が届きました!作業開始です。
- ポスターカラーで手に色をつけます。
- みんなで力を合わせて、木の皮に手形を押します
- 順番に手形が出来上がってきました! なかなかいい感じですね。
木と緑と花を所内に置こう
みんなが緑や花を楽しめるように「花ポット」に花を飾り、「花ワゴン」でどこにでも移動できるようにします。「花かかし」は入口でお出迎え。
花ポット
ポットは森の中で作って持って来ました。これにみんなでヤスリをかけて、オイルを塗って仕上げていきます。そして、自分の好きな花をポットにさしていきます。
- 作業の説明を聞きます
- やすりをかけてポットの表面をきれいに
- オイルを塗ります
- 花をさしていきます
- 出来あがり!
花ワゴン
かたつむりのように移動しますから、いつでも、どこでも、だれでも草花が楽しめます。
- まるでインテリア雑誌に登場するような花のワゴン
- 板を組み立ててワゴンを作ります
花かかし
施設の入口にも森の雰囲気をつくろうと「花かかし」を置きました。花ポットを下げて、ツルを飾って仕上げていきます。
- 森で製作した花かかしの柱を運びこみます
- 花のポットを飾ると入口が明るくなりました
- もっと森の雰囲気を出さなくては!
- こんな感じでいかがでしょうか?
施設公開に向けて頑張ります!!
施設全体に森の飾り付けに森から集めて来た枝やツタを使いました。壁も森の雰囲気でもりあげます
- 入口の看板もすっかり森のイメージに
- いよいよ施設公開の日
施設の職員さんから
重度の知的障害を持つ利用者さんが、話を集中して聞き、その作業をしっかり見て、「やりたい!」と自分から始めたことに感激。素敵な本物を作り上げることへの期待と魅力、大工道具を使うかっこいい作業、木の香り・・・貴重な時間でした。
普段利用者さんが経験できないことであり、みなさん普段見せないような表情をしていました。大切でかけがえのない時間を過ごさせてもらえたなと思います。
講師の小島洋児さん(建築家)から
利用者の方と作業を並んでするようにしました。そうすると、気持
ちを一つにすることができ、近しい仲間として認められたような気 がしました。作業が良く出来たときには、非常に嬉しそうな混じり 気なしの100%の笑顔を見せてくれたのがうれしかったです。
荒川生活実習所でのワークショップ
第2回 まるで絵馬のよう!板絵づくり