「森」と「福祉施設」がつながる時間
「森」と「福祉施設」がつながる時間
荒川区の施設で利用者さんに向けたワークショップ
森の風を「福祉施設」に届けて、利用者さんと一緒にものづくりをしようと、荒川区にある生活実習所と作業所でワークショップを開きました。使う素材は、木の板、葉っぱ、枝、ツルなどなど。組み立てたり、色をつけたり…一人ひとりがそれぞれの表現で作品創りを楽しみます。
森のオブジェづくり
森から届いた素材を使って、思い思いに組み立てていきます。この日は夏休みの小学生たちが手伝いに来てくれました。
- 森から届いた小さな板、枝、葉っぱがテーブルの上に広がりました
- みんな作品づくりに夢中です。どんなものが出来上がるのでしょう
- 小学生たちも一生懸命に手伝ってくれました
色をつかって木に描く
ワークショップでは、利用者さんたちの大胆な色づかいにいつも驚きます。
フラワーポット
フラワーポットが出来上がったら、側面に絵を描きます。次々に楽しい作品の出来上がり!どんな花が入るのかな?花が負けてしまいそうなフラワーポットもあります。
- ネジで留めて組み立てていきます。
- みんな真剣に描いています。大胆なもの、繊細なもの、懐かしいもの…一つ一つユニークで本当にさまざまです
羽子板
家に持ち帰って家族と楽しめるものを作ろうと、羽子板づくりをしました。絵を描いた人、紙をちぎったものを貼った人、葉っぱをくっつけた人…同じものは一枚もない!
- 羽子板が勢ぞろいしました
みんなでベンチをつくる
自分たちが座るベンチをみんなでつくろうということになりました。初めて共同創作に挑戦です。ベンチは組み立てることから始めて、色を塗って完成。施設の職員さんからの提案で、これを“東京ブリュット展”に出展することになりました。障害を持つ人が創る作品は“アールブリュット”と呼ばれていますが、展覧会もさかんに行われていて、その中の一つです。出展作品として、ベンチに加えて、木に見立てた大きな板絵も描きました。
- ノコギリのずいぶん慣れてきました
- ビスでとめて、ベンチを組み立てていきます
- ベンチの片側は赤系の色、反対側は青系の色で塗っていきます
- 出来上がりました!
大きな板絵
大きな板の中央に皮がついたままの木を打ち付けて幹に見立て、その周りに花や、枝などなどいろいろと思いつくものを描いていきます。みんなが思う森のイメージが完成。

“東京ブリュット展”出展作品です
施設公開に向けた飾りつけ
施設公開には家族、地域の人をはじめとしてたくさんの方が訪れます。お客様をお迎えするので、施設内を楽しくにぎやかな雰囲気にしようと飾りつけをしました。
木の皮と板に描いた絵で壁を楽しく
白い壁を何とかカラフルにしようと、職員さんからの提案でみんなでつくりました。
- 木の皮に手形を押したり、絵を描いたり
- 色鮮やかな作品がたくさんできました
- 看板も素敵な仕上がりです
絵馬を天井から吊るす
天井からも絵馬を吊るしてにぎやかにします。
- 板に吊るすための穴をあけておきます
- 色とりどりの絵馬の出来上がり
- 上を見上げても、楽しい作品でいっぱいになりました
森の恵みを育てる
施設内で森の恵みを育てたい。そんな思いでシイタケのコマ打ちをしました。シイタケ菌を原木に植え付ける作業はそう呼ばれています。原木からシイタケが顔を出すのは、来年の秋、楽しく育てていきましょう。
- シイタケ菌を植え付ける原木に電動ドリルで穴をあけます
- シイタケ菌を穴に打ち込んでいきます
- 原木を立てかけて置く丸太にも色を塗りました
- 施設の北側の日の当たらない場所に置きました。楽しみ!